連続ドラマ「過保護のカホコ」(日本テレビ系)と連動したAIキャラクター「AIカホコ」が、7月7日のリリースからおよそ一カ月で、友達登録者数10万人、会話数1,500万回を突破。視聴率アップにも繋がったとして、この新しい試みに注目が集まっている。
「過保護の象徴のような女子大生カホコと、LINE上で会話ができ、しかもドラマをきっかけに会話が膨らむとあって、10代、20代の女性のユーザーが、本当の友人のように恋の話や日常会話を楽しんでいます。高畑充希が演じるカホコのキャラが親しみやすく、バッチリはまりましたね。おかげでF1層と呼ばれる20歳から34歳の女性の視聴率もアップ。平均視聴率も二桁をキープして、安定しています」(スポーツ紙デスク)
この成功の裏には、連ドラの宣伝方法の変化が大きく関係していると言う。
「今までは雑誌やスポーツ紙、自局のワイドショーに大きく取り上げてもらい、まず初回に高視聴率を獲ることが至上命題と言われてきました。その後も最終回に向けて番宣番組を作るなど、プロモーションは常に宣伝部主導で行われてきました。ところが、去年10月期の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)や、今年4月期の『あなたのことはそれほど』(フジテレビ系)などのヒット作は、初回視聴率は大したことがありません。回を経ながらSNSの力を利用して、徐々に視聴率をあげていくパターンが増えているのです。これからの時代は、SNSの活用が視聴率アップの決め手になるのかもしれません」(テレビ誌記者)
特に「過保護のカホコ」の主人公カホコは、浮世離れしたキャラクターだけに、ともすればキャラクターになじめないまま、尻つぼみに終わる可能性すらあったとの指摘もある。
「最終回に向けて、『AIカホコ』がどんな話題を振りまいてくれるのか、ドラマの展開とともに気になるところですね」(前出・スポーツ紙デスク)
仮装に「AIカホコ」と進化する高畑充希の勢いは、誰も止められない!?