異性と交際経験はあっても一線を越えた経験のない30歳以上の男女が織りなすドタバタコメディが面白い、深夜ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系)。バリバリの美人キャリアウーマンでありながら、常に二番手の女・通称「スペア」を演じている黒木メイサや、清楚系ゆるふわ女子に見えるが実は自己プロデュース能力に長け、ベッドフレンドも多数いるオトナ高校の教師・姫谷を演じている松井愛莉など、これまでのイメージを崩すような役に挑んでいる。
そうした女優陣に負けていないのが、三浦春馬と高橋克実演じる大手銀行に勤める「部長部下コンビ」。三浦は「チェリート」、高橋は「サショー」と呼ばれ、プライドをズダズダに切り裂かれるような事件ばかり起きるのだ。
「2人のコンビ感がいい味を出していると大評判です。高橋はこれまで築いてきたイメージとあまり相違なく、優柔不断でグズついたり愚痴ったりする様子がリアルで、つい笑わずにはいられない。対する三浦は、これまでに見たことのなかった振り切った演技が絶好調で、この先コメディ作品のオファーが増えそうな予感がします」(テレビ誌記者)
ドラマタイトルから艶系要素が強いドラマだと勘違いされてしまい、スタート当初は女性視聴者から敬遠されていたこのドラマ。しかし「三浦のキレキレ演技」と「高橋の熟練グズリ演技」のおかげで、どうやら女性視聴者からの注目度が急上昇しているようだ。