11月18日、「第9回TAMA映画賞」授賞式にて、長澤まさみが最優秀女優賞を受賞した。
髪をショートにして登壇した長澤が、この日着ていたのはブラウン系のハイネックのドレス。全体に柄が施された総柄プリントで、遠目に見ればアニマル柄にも見える。着る人によっては「大阪のオバチャン風」にもなりかねない難易度の高いドレスだ。だが、さすがは長澤まさみというべきか、ファッションライターの評価はいいようだ。
「アクセサリーはイヤリングのみ、足元は同系色のブーティーで決めるなど、ゴテゴテしていません。ハイネックとショートヘアの相性もいいし、非常に高度な着こなしだと思います。小顔で脚長のパーフェクトボディを持つ長澤さんなら、もっとスタイルを前面に押し出すようなドレスが似合いそうですが、長澤さんはいつもちょっと変わったドレスをおめしですよね」
こういった華やかな場所で着るドレスは、事務所やスタイリストだけでなく、身につける本人の意向も反映されることが多い。ということは、長澤は肌見せの多いドレスよりも個性的な着こなしを好むのだろう。
「ただ、過去の映画祭などでシンプルなドレスを着た長澤さんは輝くほどの美しさでしたから、ぜひまたそういう姿も見せてほしいですね」(前出・ファッションライター)
最優秀女優賞は満島ひかりも受賞したが、こちらは赤をベースにカラフルな刺繍をほどこした華やかなドレス。
二人はほぼ同い年。若々しくキュートに見えたのは満島だが、長澤も好きなファッションを大いに楽しんだようだ。
(笠松和美)