小泉今日子主演「監獄のお姫さま」(TBS系)の第9話が12月12日に放送され、平均視聴率は前回の6.6%から8.2%にV字回復した。
この日は、これまで荒唐無稽とも思われていた伏線が徐々に解明。視聴者曰く「初回のわけわからんストーリーのモヤモヤがパズルのピースがピシッとハマる爽快な気分がいい!」など、スッキリした気分になれたようだ。
また、シーンの所々にちりばめられた懐かしい言葉や扮装も話題になった。それは、荒井由実の名曲「卒業写真」の歌詞がセリフに出てきたり、映画「女囚さそり」で主演した梶芽衣子を彷彿とさせる衣装で満島ひかり演じる通称「先生」の若井ふたばが登場したり。
ドラマの感想には「小ネタ満載で吹き出した」「ユーミンと梶芽衣子W」「満島ひかりほんと格好良い。ますます好きになったわ」などの声が躍り、その時代を知る視聴者を歓喜させたようだ。
また、スペシャルゲストとして、満島の弟・真之介が登場。沖縄出身の弁護士という設定らしく、普段ではなかなか聞けない沖縄弁でのセリフ回しも好評だった。
テレビ誌ライターも「宮藤官九郎脚本を満喫できた」と評価する。
「クドカンドラマは物語の伏線が随所にあり、それがピタッとハマった時が醍醐味です。また今作では、小泉や菅野美穂など主要キャストが、収監中のオバサン臭からシャバでどんどん美しく変身していく様も惹きつけられますね」
12月19日の最終回では、吾郎(伊勢谷友介)を誘拐したカヨ(小泉)や千夏(菅野)、明美(森下愛子)や洋子(坂井真紀)らは、再び収監される。果たして姫(夏帆)の冤罪を晴らすことができるのか? ドキドキの展開に期待したい。