鬼教官は、2児のママになっても変わらなかった──。10日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に、モーニング娘。のOGである中澤裕子、吉澤ひとみ、保田圭が出演。結婚のなれそめや、子育てについて語り合った。中でも話に花が咲いたのが、モー娘。時代のエピソードだったのだが、ここで中澤が冷酷無比だった当時を自ら口にしたのだ。
「番組では、例えば、中澤がかなりのバナナ嫌いだったことを、吉澤と保田の2人が暴露。特にそのニオイを中澤は受け付けないようで、メンバーは楽屋にバナナがあるとすぐさま換気し、中澤の機嫌を損ねないようにしていたことなどを振り返っていました。さらに保田が、『ゆうちゃん(中澤)は結婚して変わった』と言うと、中澤自身もそれを認め、『なんであんとき、昔あんなに怖かったんだろうって。ギスギスしてた、人じゃなかったもん心が』と吐露。吉澤が『自分で言ってくれた』と喜んでいました」(芸能ライター)
だが、そんな和やかなトークの中でピリッとしたのが、中澤が、「メンバー同士、ライバル心ってあった?」という質問を他の2人に投げかけた時だった。中澤はそれを言った後、「センター、はっきりしてるじゃん。なっち(安倍なつみ)にごっちゃん(後藤真希)……」と、創設当時にセンターを務めていた福田の名前を一切口に出さなかったのだ。その時、なぜか吉澤は下をうつむいていた。
「当時、メンバー1の歌唱力を誇っていた福田ですが、グループが人気絶頂を迎える前に、学業に専念したいと脱退。それについては多くの憶測を呼びました。最近になって福田もテレビで話していますが、2006年の雑誌ではイジメがあったことを明言している。移動中、ほかのメンバーが彼女をソデにするように固まって話をしていたり、ラジオ番組の本番中でも、メンバーは福田とだけ話さないということがあったといいます」(前出・芸能ライター)
中でも一番キビしく当たったのが、福田より12歳年上の中澤だったという。
「当時、福田が楽屋で物音を少し立てただけで『うるさいわ!』とブチギレられていたそうです」(前出・芸能ライター)
だが、そうした性格のキツさは今も変わっていないそうで、夫婦喧嘩の原因が自分にあるとしても、それを認めないと言い、地雷を踏んだ夫が悪いと思っているという。また吉澤から、実は中澤は子どもという存在がそもそも大嫌いだと暴露され、慌てていた。
福田は、この番組をどんな思いで観たのだろうか。
(魚住新司)