11月2週目の平均視聴率で「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が、「スッキリ!!」(日本テレビ系)を逆転した。民放各局の朝のワイドショーは長きにわたり「とくダネ!」(フジテレビ系)と「スッキリ!!」の2強状態が続いていただけに、この結果は日本テレビ幹部に衝撃を与えたようだ。
「9月の番組改編で『モーニングバード』から『羽鳥慎一モーニングショー』に名を変えるとともに、W司会だった赤江珠緒を事実上のクビにして、羽鳥に主眼を置いた番組構成にしたことが功を奏した形です。『スッキリ!!』は、来年3月で10年を迎えるのを機に、MCの加藤浩次を降板させる動きもあります」(テレビ関係者)
ところが、羽鳥が古巣の日テレの看板番組から数字を奪っていることを日テレ幹部たちは問題視。「羽鳥を“日テレ出禁”にすべき」との声もあがっているという。
「羽鳥は現在、日テレでは『ぐるぐるナインティナイン』などレギュラーを3本抱え、単発でも『24時間テレビ』の司会など多くの番組を担当している。日テレ幹部たちにすれば、自局の看板番組を脅かそうとしている男をなぜわざわざ起用する必要があるのか、というわけです。4月の番組改編で羽鳥は日テレから追放されるかもしれませんね」(前出・テレビ関係者)
羽鳥は日テレ幹部の顔色をうかがいつつ、「万年3位」のポジションをキープしていたほうがいいかもしれない。