12日に行われた上地雄輔の結婚式で「羞恥心」が復活し、かつてのファンたちから喜びの声が上がっている。
「羞恥心」は05年から11年までフジテレビ系で放送されていたクイズバラエティ番組「クイズ!ヘキサゴンII」内で08年に誕生したユニット。上地、つるの剛士、野久保直樹の3名で構成され、デビューシングル「羞恥心」はオリコンの年間シングルチャート5位にランクされる大ヒットを記録、NHK紅白歌合戦にも出場するなど一世を風靡した人気ユニットだ。
だが、09年7月に野久保がヘキサゴンファミリーを離れたことで、以降、表舞台に3人で立つこともなくなってしまった。11年11月に行われたヘキサゴンファミリーの解散ライブには野久保がサプライズ出演するも、ワンステージ限りの復活を果たしユニットは正式に解散を表明したのだ。今回はそれ以来、実に4年ぶりのステージとなった。
そんななか、多くの人が気にしていたのが野久保の現在の活動状況だという。
野久保は大手芸能プロのワタナベエンターテインメントに所属するタレントだったが、09年4月にブログで事務所からの独立を示唆する内容の記事をあげたことで、事務所独立騒動に発展。それを境にメディア出演が激減し、同年夏に同番組を実質卒業となった。いわば、現在の能年玲奈と同じような境遇に陥ったと報じられている。
「本人はバラエティ番組への出演をやめて、役者一本で生きていくための前向きな卒業ととらえていたようです。その後はひたすら舞台で経験を積み、12年にドラマ『男子ING』(TOKYO MX)で3年半ぶりにテレビドラマに出演を果たしています。以降のドラマ出演は1本のみで、現在は舞台が主な活躍の場となっている。決して順調な俳優道とは言えないが、本人が望んでいた道なので悲壮感はありませんね」(エンタメ誌記者)
じっくりあせらずポジティブに。見渡せばそんな生き方ができている芸能人が少ないだけに、いずれは“役者”野久保を芸能界が必要とする日が来るかもしれない。
(佐伯シンジ)