元Hey! Say! JUMPのメンバーで2011年に同グループの公式HPから削除されていた森本龍太郎が4月21日、芸能界に復帰するとブログを通じて宣言した。
森本は16歳だった11年6月、「週刊女性」に喫煙写真が掲載され無期限の活動休止処分となり、そのまま芸能界から消えた。
これまで、ジャニーズ事務所から様々な理由で去って行った“辞めジャニ”タレントは少なくない。そんな彼らはある一定期間“干される”という状態になり、その後は別の大手芸能プロダクションの力を借りて、芸能界に復帰するというのが常だった。
しかし、近年ではネットの発達とともに、復帰が容易になっているようだ。例えばKAT-TUN。13年に田中聖、14年に赤西仁、2016年3月に田口淳之介が脱退。14年の2月28日付で退社した赤西は、同年7月4日に公式サイトおよびファンクラブを設立し、活動を再開。田中も同年10月1日に結成した5人組のバンド「INKT」で「KOKI」としてボーカルを担当している。
芸能ジャーナリストは「早く復帰できたのは、活動を発信する手段が増えたから」と分析する。
「自分の音楽を発信したいと思ったら、ネットを使って音も活動情報も知らせることができるようになった。それを止めることはほぼ無理です。ただし、そこから発信されたものが話題になったとしても、ジャニーズの顔色をうかがう在京キー局が、彼らをすぐにテレビ出演させることはないですけどね」
森本は復帰報告の中で、感謝と謝罪の言葉を述べ、バンドの「ZERO」の由来について「常に初心に返り、常に0からのスタートという意味があります」と綴った。応援するファンのためにも、その言葉を忘れないでほしいものだ。
(甲斐栄子)