肌の悩みの中でも、解決しにくく深刻になりがちな「毛穴の開き」や「黒ずみ」問題。とくに、鼻の黒ずみが“いちご鼻”になっていて、もはやコンプレックスレベルという人も多いです。
そんな悩ましい毛穴のトラブルですが、いったい何が問題なのでしょうか。美容皮膚科医である山本周平さんの著書「美容皮膚科医が教える 『完全毛穴レス肌』を叶える8つの美肌習慣」(クロスメディア・パブリッシング刊)によれば、普段の生活の中で毛穴悩みを増やすNG習慣がいくつもあり、例えばこんな行動を取っているなら要注意なんだそうですよ。
■シャワーを顔の肌に直にかける
お風呂で洗顔するとき、洗顔料で洗った後でシャワーを直接顔にかけてすすいでいませんか? 実はこれ、肌を傷めてしまう原因になるそうです。シャワーの刺激は思った以上に強いので、肌に負担になってしまいます。すると、外部の刺激から肌を守ろうと自ら肌を硬くしてしまい、毛穴汚れが落ちにくくなってしまうのです。
さらに、メラニンを作る細胞が刺激を受けてしまい、シミの原因にもなってしまうといわれています。正解は、ぬるま湯を手ですくって優しく洗い流すこと。くれぐれも刺激には気を付けたいですね。
■洗い過ぎる
「日本人は世界一洗顔する」といわれているほど、洗い過ぎる傾向があるそうです。1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシとこすり洗いをしたりしていませんか? このように洗い過ぎてしまうと、皮脂が除去され過ぎて肌のバリア機能が損なわれてしまうのだとか。すすぎは「70~80%落ちればOK」という気持ちで行うのがいいそうですよ。