「木村くん」と呼ぶべきなのか、それとも「木村さん」と言うのか。いずれが正しいのか…。
俳優でタレントの木村拓哉が、自身の呼び方に言及したのは、動画配信サービス「GYAO!」の番組「木村さ~~ん」のアーカイブを順次配信しているYouTubeチャンネル「木村拓哉」。木村が52歳の誕生日を迎えた11月13日の更新回は、2年前の同日に「GYAO!」で配信された内容だ。ゲストが豪華で、DA PUMPボーカルのISSA、湘南乃風のリーダーのRED RICE、俳優の武田真治、お笑い芸人のケンドーコバヤシの4人だ。まずは、RED RICEが、こう切り出した。
「みなさん、木村くんのことを何てお呼びしてます?」
武田は駆け出しの頃からの仲間であり「拓哉」だが、ケンコバ、ISSAは「木村くん」。RED RICEもバイク仲間の元TOKIO・長瀬智也が「くん」付けなことからマネするようになったが、テレビ番組で、KinKi Kidsの堂本剛が「“木村くん”って呼べるまでに、すげえかかって、みんな木村くんって呼びたいけど、一人前になって認められてOKでないと呼べないんだよ」と発言していたのを観て以来、「青ざめたんですよ、“ヤバッ”ってなって」と、その後は木村と一緒になっても名前を極力呼ばないようになったと振り返ったのだった。
当の木村は、「くん」と「さん」のラインを設けてはいないそうだが、「くん」付けされて「気持ちが『(戸惑った顔で)ん?』ってなるか、『(嬉しそうな顔で)おぅ!』てなるか(が一つの判断基準)」とし、KAT-TUNやKis-My-Ft2といった後輩たちも「くん」付けで呼んでいるという。
しかしながら、KAT-TUNの亀梨和也は、2021年1月16日放送のラジオ番組「KAT-TUN亀梨和也のHANG OUT」(FM NACK5)で、木村の“くん呼び”について、「そこにちょっと違和感を覚え始めてるのは、大人になってきてるからかな。(中略)年々、自分の中で木村さんて感じ」と言及。また、堂本剛も同年10月3日放送のラジオ番組「木村拓哉Flow supported by GYAO!」(TOKYO FM)に出演した際、「ご一緒する機会も減ってしまったというのもあるんですけど、時が経つにつれて、『木村くん』って言うよりも『木村さん』じゃないかなぁってボクは気づいたんです」とコメントしている。
「SMAP」で一躍人気アイドルに成長し、解散後もなお第一線で活躍する木村に抱かれた、後輩たちの尊敬の念が感じられるエピソードであった。
(所ひで/YouTubeライター)