10月11日スタートのドラマ「無能の鷹」(テレビ朝日系)で主役の鷹野ツメ子を演じる菜々緒。
はんざき朝未氏による同名マンガ原作のこのドラマは、どう見ても超有能な“デキる女”に見える鷹野(菜々緒)が、実はそれは見た目だけ。実際の鷹野は壊滅的に無能であることから始まる。
このドラマのキービジュアルになっている鷹野も、オフィス街をバックに白いジャケットを着こなし、軽く“下目使い”をしている姿はバリキャリにしか見えないのだが、キャッチコピーは「無能ですが、何か?」。
コピーもとれず、パソコンを起動することもできず、難しいことを考えると頭が痛くなってしまう鷹野は、何がわからないかもわからないという無能ぶり。原作マンガを読んだ菜々緒は「ヒロイン・鷹野ツメ子が最初から最後までずっと無能(笑)。ダメな主人公が切磋琢磨しながら、最終的に成長していくストーリーではないんです(笑)。新しい風が吹いたなという印象の原作でしたので、この令和の時代に、そんな斬新なお仕事コメディをお届けできるのがすごく光栄です」と語っている。
つまり新ドラマは笑えるのだ。菜々緒と言えば、2012年放送のドラマ「主に泣いてます」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演。そこで演じたのは、多くの男性から熱烈な愛情を押し付けられて困るほど美しいヒロイン・泉。劇中では男性から好意を寄せられないために「子泣きじじい」「ねずみ男」「どじょうすくい」等のコスプレをしていたため、その姿が大反響となった。
12年ぶりの“菜々緒でなければ実写化は不可能”な「無能の鷹」に期待しかない。
(森山いま)