早くも原作ファンは不安でいっぱい!?
10月16日から公開されると、国内映画市場のあらゆる興行成績をスピード更新している映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」。11月中にはあの「アナ雪」や「君の名は」にも届くのでは、と言われるほどの超特大メガヒットの「鬼滅」。でも、この圧勝ムードに水を差すのでは?とファンが悲鳴を上げているという。
「この社会現象的ヒットを受けて、こちらもスピード記録的に早くも実写版のプロジェクトが始動しているという報道が流れました。もとより実写化に懐疑的なファンが多かった中、キャスティング候補が伝えられると、さらに疑問が膨らんでいるようです。主人公・炭治郎役の候補に挙がっていたのが山崎賢人さん、神木隆之介さん。でも、この2人は同じく『週刊少年ジャンプ』に連載されていた人気コミックの実写版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』の2トップ。あの映画は17年に大々的に公開されましたが、いわゆる大コケ。ジョジョファンをおおいに失望させました。それが鬼滅にも起こるのでは…と心配になるのも分かりますね。さらに、キャスティング候補では橋本環奈さんが挙がるなど、完全に少年ジャンプ実写化仕様の面々というのもブーイングの原因になっています」(エンタメ誌ライター)
ネット上でも「日本に俳優ってそれだけしかいないの?」「山崎賢人も橋本環奈もGacktもないと思う」など“いつもと同じ顔”という意見があった。山崎らにとっては勝手に候補に挙げられて迷惑千万な話だが、ネット民がNOを突きつけるのは、原作のキャラクターと俳優たちの年齢が違いすぎるというところにも理由があるらしい。
「鬼滅の主要キャストたちは青年ではなくて、10代の少年たちなんです。だからこそのセリフや躍動感が、カタルシスをもたらすといわれています。ところが、候補に挙がっているのはアラサーの俳優たち。鬼滅ファンからは俳優に合わせて大幅にキャラ変があるのでは、という懸念も多いようです。ですから実写化が規定ラインなら、せめて新たな才能をオーディションで選んでほしいという声も少なくありません」(前出・エンタメ誌ライター)
名探偵コナンと同じく、アニメが大ヒットする前から「実写には向いてない」というのがファンの総意だった鬼滅。また、善逸役にKing & Princeの平野紫耀の名前があがったことから、「主題歌がLiSAじゃなくてキンプリになりそう」という心配まで。
ともあれ、実写化の話題でこれだけ盛り上がるのも人気の裏返し。評価はどうであれ、実写化されれば“怖いもの見たさ”の観客でヒットは間違いなさそうだ。
(塚田ちひろ)