未デビューのジャニーズJr.たちが、バラエティやトーク、クイズやスポーツ番組など、あらゆる分野で活躍している。特に、「ジャニーズインテリ軍団」と称してクイズ番組に出演すると、文化人や現役大学生に引けを取らない好成績を残している。
「そんなインテリ軍団の中で台頭めざましいのはTravis Japanの川島如恵留。ジャニーズ初となる国家資格の宅地建物取引士の資格を持っているので、引く手あまたです。同じく、美 少年の那須雄登は現役の慶應大学生で、嵐の櫻井翔、Sexy Zoneの菊池風磨の後輩。教養・雑学番組のパネリストとして登場することも増えました。美 少年では、浮所飛貴が都内有名大学の法学部。7 MEN 侍の本高克樹は、早稲田大学創造理工学部の在校生です」(芸能ライター)
対して、デビュー組でジャニーズ史上初を成し遂げたのは、今年1月にデビューしたSnow Manの阿部亮平。ジャニーズ史上最長15年間の下積みを経てデビューできた苦労人だが、上智大学大学院理工学研究科修了の高学歴。合格率わずか4%の難関を突破して、気象予報士の資格まで持っている。
デビュー組では、珍しい資格保持者がわんさかいる。
「関西のお坊ちゃま校で知られる関西学院大学を卒業したのは、ジャニーズWESTの中間淳太。父が台湾、母が日本人のハーフで、帰国子女。トライリンガルの語学力を生かして、レギュラー出演中の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で8月中旬に観光英語検定2級を取得しました」(前出・芸能ライター)
番組企画で資格を取得したのはKis-My-Ft2の横尾渉。17年に「キスマイレージ」(テレビ朝日系)でマグロ解体師1級の試験に合格した。当時は国内で7人しか取得しておらず、芸能人史上初だった。横尾はペット介護士の免許も持っており、趣味の料理とペットを生かした仕事も増えた。
“Jの資格王子”の原点は、Kinki Kidsの堂本光一。日テレ系で99年から01年に放送されたバラエティ「ピカンチ」の企画でトータル22種類の資格を取った。同局で現在放送中の「ザ!鉄腕!DASH!!」では、TOKIOが資格と“ガテン系アイドル”の称号を同時に獲得。城島茂は移動式クレーン運転士、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)ほか、ライセンスを次々に取って島の開拓に役立てた。
歌って踊るだけの時代はもう古い。令和に求められるのは、フィジカルとブレーンを持ち合わせたハイスペック男子のようだ。
(北村ともこ)