冬の間、連日お世話になる暖房。コロナ禍で家計が圧迫されている家庭も多い中、節約ムードが高まっています。
そろそろ寒さが本格的になるため、節電を考えながら上手に暖房を使いたいものですよね。そこで、電気代を節約するポイントや、思うように部屋が暖まらない場合の対策を紹介しましょう。
三菱電機が行ったアンケート調査によると、2020年はコロナ禍の外出自粛が続いて夏も猛暑だったため、エアコンの使用時間が増加した人は54.3%だったとか。それに伴って電気代が増えたと答えた人は53.5%という結果でした。
家にいる時間が増えれば、当然に家電の使用頻度が増えますよね。また、これからの時期、在宅時間が長いことで、「冬の電気代が高くなりそう」と気になっている人も52.3%いたそうです。この冬は、いかに電気代を節約しながら暖まるかが重要になりそうですね。
■「暖房の電気代が高い」を解消する4つのポイント
三菱電機が、暖房の電気代が高い状態を解消するポイントを4つ発表しています。電気代の増加が気になっている人は、確かめてみてはいかがでしょうか。
1.風向は「下吹き」で風量を「自動」に設定する
暖房運転時の風向は、下吹きのほうが暖気の舞い上がりを抑えられるそう。風量は、「自動」設定で効率よく温度を調整するとよいそうです。
2.フィルターが汚れていませんか?
フィルターが目詰まりしていると、暖房能力が低下します。
3.室外機の周辺に障害物を置かない
室内機の下に家具を置いている、室外機の側に物があるなどすると、空気の循環が悪くなって効率が悪くなるそうです。
4.冬の日中は日光を入れ、夜間はカーテン・ブラインドで熱の漏れを防ぐ
日中は、できるだけ日光を入れることで部屋を暖かくします。夜間には遮光カーテンや断熱グッズを併用すると、電気代が抑えられるそうですよ。
また、暖房をつけているのになかなか部屋が暖まらず、温度を上げてしまうなどしていませんか? これを解消するために、次のこともチェックしておきましょう。
■「暖まらない」を解消する7つのチェックポイント
1.運転モードは「暖房」になっているか
「冷房」や「送風」を間違えて押しているケースも多いようです。
2.暖房は正常に運転しているか
設定温度を上限まで設定してみて、暖かい風が出ていれば正常です。
3.「ピークカット」の設定がオンになっていないか
「ピークカット」を設定していると、最大電流を約25%抑えた運転を行うため、お部屋の暖まりが弱くなる場合があるので注意が必要です。
4.風向は「下吹き」で風量は「自動」または「強」に設定しているか
5.フィルターが汚れていないか
6.室内機、室外機の吹出し口、吸込み口を障害物で塞いでいないか
先ほどのポイントと同じですが、暖まりやすさにも関係します。
7.換気目的で窓を開けた後、閉め忘れていないか
コロナ対策としても換気は定期的に行いたいですが、閉め忘れがあれば、暖かい空気が部屋から逃げてしまいます。
これらをチェックしてみて、改善がみられない場合や「エアコンから異音がする」もしくは「購入から10年以上経過している」場合は、買い替えを検討することも考えるといいそうです。
本格的に寒さがやってくる前に、効率的な暖房の使い方をマスターして電気代節約につなげましょう!