ペットには人間のような健康保険制度がないので、病気になったりケガをして動物病院で診察したりすると、すべて自費になります。病院にもよりますが、高額なケースではペットががんになった場合、手術費で10万円、入院で20万円、その後の通院で15万円といったお金がかかることも。
そうでなくても、誤食、急性胃腸炎、骨折、椎間板ヘルニアなどで思わぬ出費があることも。もちろん大事なペットですから、飼い主としてはできる限りの治療をしたいもの。とはいえ、10万単位の出費はきついですよね。
そんなときに、入っていると便利なのが「ペット保険」です。ただし、ペットの保険といっても人間の保険と一緒で、保険料も補償内容や扱う保険会社によってさまざま。中には、ペットの病気や事故だけでなく、自分が飼っているペットが誰かの物を壊したりケガをさせてしまったりしたときなどに、損害賠償金を補償してくれる特約もあります。
とはいえ、避妊・去勢手術、妊娠・出産費用、ワクチンや健康診断など、保険適用外となるものもあります。ペットは、大事な家族の一員。加入するかしないかも含めて、ペットを飼うなら、しっかりと考えたいですね。