力士の特徴的な挙動を再現する「スモのまね」などで知られる芸人のあかつが11月28日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)に出演。お笑いコンビ・ずんの飯尾との心温まるエピソードを披露した。
あかつは今年6月に同番組で、「新型コロナウイルスの影響で仕事が激減し、収入も大幅にダウン、故郷の福島へ家族で移住するほど生活が苦しくなった」というエピソードを披露したところ、収録後、飯尾が楽屋を訪れ、『あかつ、これ、お車代』と言って台本にくるんだお金を渡してきたという。あかつはそのお金の使い道について「うちの嫁が、その頂いたご祝儀で、2年ぶりに美容室に行かせていただきました」と明かし、スタジオは拍手で沸いた。
「飯尾は他人を傷つけないジワる笑いが持ち味で、超地味ゆえに名付けられた“見える透明人間”との異名にふさわしい、静かなブレイクがここ数年続いています。『ペッコリ45度』のギャグが有名ですが、ほかには『後輩にはマイナス10度。ふんぞり』というギャグも。駆け出しの頃は同期芸人のキャイ~ンのバーターなども腐らずしていたので、偉ぶるどころか若手の苦労もよく分かるのでしょう」(芸能記者)
そんな飯尾にネットでは《露出増えてるけど偉ぶったところは全くない人だね!》《飯尾さんは本物の男前。ご自身も下積みが長かったのでただでさえ生活が大変な芸人さんがこのコロナ禍で更に仕事が激減している人の辛さがわかるのだろう》《いい人が顔に滲み出てます》と賛辞が続出。
一方で、《2年振りの美容院はコロナそんなに関係ないね》《いい話にツッコンで申し訳ないけど、2年前から美容室行けてなかったならコロナ以前から収入足りなかったのでは……?》と、あかつのエピソードのオチにツッコむ声もあった。
ともあれ、あかつは“お車代”を受け取った際に飯尾へ“ペッコリ90度”したのか気になるところだ。
(柏原廉)