俳優の伊勢谷友介が法律違反の薬物所持容疑で逮捕されたのは、9月8日。約3週間後の30日に釈放されたが、茨の道が待っていた。
出演映画に関してはツキが残っていた。伊勢谷が出演する2020年公開の映画「とんかつDJアゲ太郎」「十二単を着た悪魔」は再編集することなく、予定通り公開。21年公開の映画「いのちの停車場」もノーカットで公開される予定だ。
映画の公開は不幸中の幸いだったが、俳優として再起の目はあるのか。芸能界復帰はかなり難しいと9月29日の「フライデーデジタル」が伝えた。理由は伊勢谷の演技力。伊勢谷の演技は酷評されたことはないが、逆に称賛する声も少ない。ただ大げさなだけで演技力はないとバッサリ。高身長でイケメンという理由だけで逮捕歴のある俳優を使うほど、芸能界も甘くないということか。
一方、伊勢谷は09年、社会活動などを展開する「リバースプロジェクト」を設立。俳優業だけでなく、社会貢献の仕事もしていた。気になるのは今後の動向だ。初公判が行われた12月1日、伊勢谷は同社の公式サイトでコメントを発表。「まず私、伊勢谷友介と株式会社リバースプロジェクトにつきましては、信頼回復を最優先と考え、活動を自粛いたします」とのこと。社会活動においても、当分は表立った動きは控えたようだ。
「その初公判で伊勢谷は金欠であることも明かしました。12月1日の『日刊スポーツ』によると、伊勢谷は今回の逮捕による損害賠償でこれまで稼いだお金の大半を提供したことを告白。これからは生活も苦しくなると打ち明けたといいます。今後は『芸術活動で時間を費やせたら……』と語っていたそうですが、どうなることやら。今ごろは生計を立てるために芸術に没頭しているかもしれません」(週刊誌記者)
東京藝術大学出身の伊勢谷のこと、今度は芸術家として活躍し、世間を見返してくれることを期待したい。
(石田英明)