NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が大詰めを迎えつつあるが、そもそもここで織田信長の正妻となる帰蝶を演じるのは沢尻エリカのはずだった。
その沢尻が法律違反の薬物所持の疑いで逮捕されたのが2019年11月。公判では職業を聞かれ「無職です」と答え、女優復帰について「多くの人たちを傷つけた」とし、「考えていない」と女優引退を宣言。20年2月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が出たが、その後どうしているのか。
女優引退宣言をした沢尻だが、今年2月の「女性自身」が“復帰”への筋書きを報道。記事によると、CMや大河ドラマを降板した沢尻の賠償額は20億円にも上るという。多額の借金を返済するには、女優業しか道はない。とはいえ、地上波や映画での復帰には時間がかかる。しかし、比較的寛容なNetflixなどの海外資本の動画配信サービスが沢尻にオファーを出す可能性は大いにあるというのだ。
6月12日配信の「フライデーデジタル」でも、沢尻の所属事務所が年内の女優復帰を目指していることを報道。実際、Netflixのドラマ出演の計画も持ち上がっていたという。ところが、新型コロナウイルスの影響で計画は延期され、年内の復帰は厳しくなったと伝えた。
復帰のために薬物仲間との関係を断ち切り、スマホも解約。自宅にこもって音楽を聴いたり、自己啓発本を読んだりしていたという沢尻。しかし、復帰への道が遠のいたことで、何に対してもやる気が起きないとのことだった。
「『フライデー』の報道から約半年経ちますが、いまだにコロナは蔓延しています。気を取り直して、本を読んで内面を磨いていてほしいのですが、心配なのは酒好きなこと。17年3月放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演したときは、酒が入るとテンションがMAXになり、叫んだり踊ったり笑ったり泣いたりして大騒ぎすることを親友の元女優・岩佐真悠子からバラされていました。復帰が遠のいたうえ、お籠り生活では、うさ晴らしに酒の1杯や2杯も飲みたいはず。それがエスカレートし、やけ酒の毎日にならなければいいのですが…」(芸能記者)
自宅で飲んで暴れるぶんには「別に…」かまわないのだが、読書で内面を磨く毎日を続けてほしいものだ。
(石田英明)