お笑いタレントの有吉弘行が12月18日放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)に出演し、ついついマジギレしてしまう瞬間について言及している。
番組では、「自分の怒りスイッチ、自覚していますか?」とのテーマでトークが進み、有吉は自らの“怒りスイッチ”について先輩芸人のダチョウ倶楽部・上島竜兵の存在を引き合いに出して説明。「僕の場合だと上島さんね。一緒にご飯食べている時に上島さんのことをバカにされると俺は(怒りスイッチ)入っちゃう」のだという。
敬愛する上島を茶化され、過去には「チンピラじみた人達」と飲食店で警察沙汰寸前のトラブルに発展したこともあると回想。有吉は「何やってんだよ!」と怒鳴り、手に持ったガラス瓶を叩きつけるジェスチャーで修羅場を表現しつつ、その間はもう片方の手でいつでも110番できるように携帯電話を持っていたという。
タレントのマツコ・デラックスも“怒りスイッチ”について「自分のことよりも他人のことだよね、怒る時って」と有吉に同調。自身も仲間を冷やかされてケンカに発展したことがあると明かし、「自分のことよりは好きな人のことを(悪く)言われた時だよね」としみじみ語っていた。
「有吉にとって上島は芸人のドン底時代に“飢え死”から救ってくれた恩人。ヒッチハイク旅での大ブレイクから一気に仕事を失うも、有吉は上島から毎日のようにご飯を食べさせてもらったことから、なんとか芸人を続けてこられたと感謝してきました。また、2人が所属する太田プロの後輩芸人が上島主催の“竜兵会”に参加した際にも、バラエティ番組のノリで上島に無礼をはたらく者が居た場合には毎度マジギレして注意するほどだといいます。売れて大御所になってからも上島からの恩義を忘れず、常にリスペクトの姿勢を崩さない有吉について、ネットでは『有吉のこういう所好き』『自分はイジりをしてもいいんだよね、信頼も愛もあるから。でも関係ない奴に言われると腹が立つ。すごい分かる』『人としての芯が通ってるところ、尊敬します』との反応が出ています」(テレビ誌ライター)
子供がいない上島家を気遣い、師匠の老後は自分が面倒を見るとも宣言している有吉。若手時代、困窮から救ってくれた優しさをしっかりと出世払いで返すその義理人情はあっぱれだ。
(木村慎吾)