36kgの減量に成功した女芸人のゆりやんレトリィバァが、アメリカの歌姫ことアリアナ・グランデのMVを完コピした映像が話題を呼んでいる。
12月18日にユニバーサルミュージックジャパンの公式YouTubeアカウントで公開された「ゆりやな・グランデ『ポジションズ』WEB CM」では、アリアナの同名MVを完コピ。以前からアリアナのものまねを得意としているが、体形が少し近づいたからか「ゆりやんめっちゃかわいい!」「綺麗!ほんと、頑張って痩せたね」といった賛辞を集めている。だが一方で、失望の声もまた少なくないというのだ。
「たしかにゆりやんはアリアナの表情やポーズを上手にトレースしています。しかしアリアナのコピー芸を競うなら、ダンスや艶っぽさをもっと上手く再現できる女性はほかにもたくさんいるはず。以前ならデブキャラのゆりやんが110キロの巨体を揺らして歌姫のアリアナを完コピするからこそ面白かったのに、74キロに減量した今ではぽっちゃり目の女性が頑張ってアリアナの真似をしているようにしか見えず、芸として中途半端になってしまっている点は否めないでしょう」(芸能記者)
ただ、ゆりやん自身は、ダイエットしたことでデブキャラという武器を失ったとの批判に強く反発。12月14日放送の「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」(日本テレビ系)では、本人紹介映像にて「太っているのをやめたことでお笑いの武器をひとつなくすとか言われるけど、そんなの関係ないやろ!」と吼えていた。
「ではダイエットしたことで代わりにどんな武器を得たのかというと、それを提示できていないのが現実。ゆりやんのYouTubeでも、再生回数のトップ6動画はすべて半年以上も前の《ダイエット前》ばかりですし、ファンのほうも最近のゆりやんを面白いと思っているわけでないようです。『The W』では2年後輩にあたる吉住との直接対決にて5票対2票で惨敗。このままではダイエットが単なるエピソードと化してしまい、お笑い芸にとってプラスになっていないとの結果に終わりかねません」(前出・芸能記者)
個性的なネタが評価されるゆりやんゆえ、体型まで個性的である必要はないとの判断だったのかもしれないが、果たしてダイエットは吉と出るか凶と出るのか?
(白根麻子)