ロックバンド・Mr.Childrenが12月21日、音楽番組「CDTVライブ!ライブ!クリスマススペシャル」(TBS系)に出演。7月18日に亡くなった三浦春馬さんの遺作ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)の主題歌「turn over?」を披露した。
ボーカルの桜井和寿は楽曲を披露する前、「クリスマス直前の12月に、テレビで歌える喜びを感じながら、それから、何も起こらないありきたりの日常を慈しみながら、お届けしたいと思います」と意味深なMCを入れた。
「櫻井の『何も起こらないありきたりの日常』という言葉は、コロナ禍以前の世界を指していると思いますが、もう1つ意味があるような気がします。それは三浦さんが生前、当たり前のように存在していた日常ではないでしょうか。でも三浦さんは、もうこの世にいません。三浦さんがいたかつての日常を慈しみながら、桜井は『turn over?』を歌ったと考えてもおかしくはありません」(芸能記者)
三浦さんが最後に更新したインスタグラムのコメント欄にも「昨夜、Mr.Childrenが『turn over?』を、歌ってくれていましたねッ」『桜井さん、歌ってくれていたね。嬉しいけどやっぱり涙出ちゃいました。春馬くんも聴いてたかな?』『カネ恋の春馬くんを色々思い出しました』などと、三浦さんを偲ぶ声が多数寄せられた。
「俳優としても一流でしたが、三浦さんは高い歌唱力の持ち主でもありました。三浦さんがある音楽祭で歌と踊りを披露したとき、あまりのうまさに専門の歌手らが大絶賛していたことを今年7月放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)でフリーアナウンサーの小倉智昭が明かしていました。その三浦さんが年末の音楽特番にいないことで喪失感を覚えているファンも少なくありません。また、三浦さんの死が伝えられた当初、一部で『遺書があった』と報じられましたが、最終的には事務所が『遺書はなかった』と発表。こうした経緯からいまだに三浦さんの所属事務所の対応を蒸し返すファンもいます」(前出・芸能記者)
年末の歌番組の時期を迎え、改めて三浦さんの存在がいかに大きかったかがわかった。
(石田英明)