嵐の二宮和也が、お笑いタレントの東野幸治のことを「愛がある人」だと表現したのは、9月27日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)でのこと。
二宮は「信用できる人とできない人」に関するトークの中で、6年前に自身がMCを担当したバラエティ番組「ニノさん」(日本テレビ系)における東野とのエピソードを紹介。同番組にはお面を被って歴史上の偉人に扮したお笑い芸人が100人出演し、東野は「顔も出ないし、でもみんなに話を振らないと可哀想やん」と100人全員にしっかり話題を振ってあげていたという。
この東野の振る舞いを見た二宮は「実はすごく熱くて愛がある人」だと感動。たびたび共演者からも「心がない人間」だと揶揄されることの多い東野だが、当時のエピソードを二宮から明かされると「(100人の若手が)扮装してテレビに出れるって座っていたけど、一言も喋らなかったら嫌な思い出でしょ」と後輩への気遣いを見せていた。
「東野幸治に“心や感情がない”というイメージが根付いたキッカケの一つに、かつて家族で大切に飼育していた亀が死んでしまった際、号泣する娘たちの前でその亀の亡骸をゴミ箱に捨てたという強烈なエピソードがあります。しかし、今回の二宮が指摘したように、後輩への思いやりについては人一倍熱いものがあり、去年の夏に闇営業騒動が勃発した時には無期限で謹慎していたスリムクラブや2700について泣きながら言及。雨上がり決死隊の宮迫博之らとは違い、自分たちで何も主張をさせてもらえなかった彼らに『会見をさせてあげてほしい』と声を震わせていました。“心がない芸人”による涙の訴えに、当時ネットは騒然となりました。また、後輩芸人へのパワハラや暴力で炎上したTKO木下隆行が今年4月に『ワイドナショー』(フジテレビ系)にゲスト出演した際も、スタジオの誰よりも強い口調で木下を『お前、悪いヤツやと思うで』と糾弾。普段、タレントのスキャンダルに対して感情的になることがほぼ無い東野ですが、後輩イジメを繰り返していた木下にはかなり怒っている様子でしたね」(テレビ誌ライター)
亀には冷酷だった東野。一方で、苦楽を共にした芸人仲間や、自らを慕う後輩に対しては“熱い男”なのかもしれない。
(木村慎吾)