4月27日、日本スケート連盟の15‐16年シーズンの表彰式が都内で開かれた。今シーズンは最優秀賞を羽生結弦が受賞、3大陸対抗戦で世界初の4回転フリップを成功させた宇野昌磨、同大会でシーズンベストを更新した宮原知子、世界ジュニア選手権で初優勝を飾った本田真凜が優秀賞を受賞した。
「羽生結弦は昨シーズンも最優秀賞であるJOC杯を受賞しています。昨年は合宿のために日本に不在で、今シーズンはケガの治療でカナダにいるために表彰式には出ませんでした。それでもほかの選手たちは出そろい、記者会見で宇野は『来シーズンは成長だけでなく結果を残したい』とコメント。本田も『全体的に見ればすごく悔しかったシーズン』とコメントしました。確かに本田は、アジアフィギュア杯2位、西日本選手権ジュニア5位、全日本ジュニア選手権6位、ISUジュニアGPファイナル3位、全日本選手権9位と、本人は満足できない結果だったのかもしれませんが、両者ともに素晴らしい実績です」(スポーツ紙記者)
優秀賞にただ満足して終わらず、来季を見据えている。このリアクションに、今後の若手選手の成長が期待できる。
(芝公子)