お笑いコンビ・麒麟の川島明が、3月で終了する情報番組「グッとラック!」(TBS系)の後番組のMCに就任すると1月7日発売の「週刊文春」が報じた。
記事によると、新番組のコンセプトは「お金をかけなくても、今の暮らしが10倍楽しくなる番組」。20~49歳の主婦をターゲットに生活情報をメインにした番組になりそうだ。サブ司会はタレントのSHELLYが務め、TBSの田村真子アナウンサーも出演予定だという。
朝の情報番組のMCの座をゲットした川島だが、決して順風満帆な芸人人生ではなかった。2020年放送のラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)に出演した川島は自身の暗黒時代を振り返った。麒麟はM-1グランプリでも上位につけ順風満帆だったが、2007年に相方の田村裕が「ホームレス中学生」を出版し大ヒット。田村ばかりがスポットライトを浴び、あるテレビ局では「僕にはピンマイクが付かないことが実際にありましたから」と相手にされなかったほろ苦い思い出を明かした。
この悔しい経験をバネにピンネタライブに挑戦するなどして、川島はメキメキ頭角を現す。コメント力の高さから、今やバラエティ番組では欠かせない存在となった。MCとしても定評があり、「グッとラック!」の後番組でも期待できそうだが、悪い予感もあるという。
「20年7月放送の『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京系)に川島は出演し、15年から18年までコメンテーターを務めていた情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)を卒業した理由を明かしました。川島はこれまでの仕事の中で『グッディ!』が一番キツかったと明かし、『自分は向いてない。だから、今はワイドショーは全部断っている』と告白。そして『本業はバラエティなので。自分ができないのに出るのも失礼』と考え、『辞めさせてください』と自主的に番組を卒業したとか。川島は社会問題などに本当に意見のある人が出演しないと、番組は面白くならないと感じていたようです。新しい情報番組でも“向いてない”と思って降板しないか、少し心配です」(テレビ誌ライター)
しかし、川島のコメント力は今では折り紙つき。自信を持って、新番組のMCに挑戦してほしいものだ。
(石田英明)