三代目JSBと違うのはアノ部分だけ!? 解散のBREATHEはLDHから見捨てられた!
正統派デュオの突然の解散にファンたちも呆然としている。
EXILEや三代目J Soul Brothersなどが所属するLDHの2人組ボーカルグループ・BREATHEが4月29日にグループとしての活動を終了、解散を発表した。
同グループは11年12月にシングル「合鍵/White Lies」でメジャーデビュー。現在までに5枚のシングルをリリース。ボーカルよりもダンスパフォーマンスに重きを置くようになってしまった三代目とは対照的に純粋な歌唱力のみで勝負。その歌唱力も三代目と同等かそれ以上という声も多かっただけにファンのショックも計り知れないようだ。
解散の理由については公式サイトに説明があり、メンバーの多田和也が「これ以上BREATHEを続けていくことができない」とコメントしている。多田は「大好きだった歌が、仕事として歌う中で、歌とうまく向き合えない自分に気づくとともに、今まで通り歌えない自分に、心の中で葛藤が生まれました」と説明。相方の宮田慧もそれを受け入れ、解散に至ったようだ。
ただ、非常に寂しいことだが、今回の解散のニュースで彼らの存在を初めて知ったという人も少なくない。
多田と宮田はどちらも10年に行われた「VOCAL BATTLE AUDITION 2」のファイナリスト。同オーディションは三代目JSBのボーカルを選出する目的で行われたものだったが、ファイナリストの中で輝きを放っていた多田と宮田は、BREATHEとしてデビューする運びとなった。
「多田と宮田の他にも片寄涼太、数原龍友の2人はGENERATIONSのボーカルに抜擢されています。三代目の人気が群を抜いているとはいえ、同じくボーカル2人、パフォーマー5人で構成されるGENERATIONSも若者にはそれなりに人気です。そんな同じオーディション輩出組の中で比べるとBREATHEが圧倒的に知名度、人気ともにありません。今では三代目もアーティストというより完全なアイドル扱い。とにかく、そこに儲けの糸口を見つけたLDHのイケメン推しぶりはハンパありませんから、唯一アイドル性が備わっていない実力派のBREATHEは見捨てられた形です。実際、オーディションを合格し、晴れて三代目のボーカルとなった今市隆二、登坂広臣と彼らとの差は“ルックス”だと決めつけるファンが圧倒的に多い」(エンタメ誌ライター)
多田のHP上のコメントからも何か釈然としないものを感じたのはファンだけではないだろう。グループ解散により、残された宮田はソロとして歌い続けていくということだが、歌の上手さが仇となってフェイドアウトなら気の毒。何とか実力で報われてほしいものだ。
(田村元希)