昨年12月8日の誕生日で47歳になった稲垣吾郎。「新しい地図」では、46歳の草なぎ剛、43歳の香取慎吾より年上で長男にあたる。SMAP時代は中居正広&木村拓哉の同級生コンビが1学年上の最年長でいたため、草なぎとのコンビで中間管理職に位置づけされた。
「新しい地図」は、SMAPの元チーフマネージャーだった飯島三智氏の指揮のもと始動して4年目に突入。仕事のバランスは、ジャニーズ事務所に残っている木村、今年4月に独立した中居より、よさそうだ。地上波とCMに恵まれ、ラジオとネット番組と雑誌でレギュラーを抱えるだけでなく、主演映画・舞台に出演。稲垣は昨年、「海辺の映画館-キネマの玉手箱」「ばるぼら」の2本の映画が公開され、ソロでファミリーマートのブレンドコーヒーのCMに起用されている。
そんな稲垣は、56歳まで食いっぱぐれることがないという。
「ベートーヴェンがあるからです。波乱と苦悩を演じて各方面から絶賛された主演舞台『No.9-不滅の旋律-』が12月、再演から2年の時を経て再々演されましたが、演出の白井晃さんから稲垣は、『56歳になるまでこの舞台を続けよう』と言われています。ゴローにひっかけた“56”です」(芸能ライター)
単純計算であと9年は、ベートーヴェンが稲垣の飯のタネになる。昨年は生誕250周年にあたるため、11月にはウィーン・フォルクス劇場で海外初公演が予定されていたが、新型コロナウィルスの感染状況を考慮して中止。東京・TBS赤坂ACTシアター公演だけが開催された。
さらにベートーヴェンは、稲垣に新たなビジネスの機会を与えている。
「生誕250年でNHKが立ち上げたプロジェクト『ベートーベン250』のアンバサダーに就任したのです。すでにEテレの『今こそベートーベン!』『クラシック音楽館』に出演。『ららら♪クラシック』や『クラシック音楽館』で音楽を語り、専門家と対談するなどして高い評価を得ています」(前出・芸能ライター)
アラ還までの長い付きあいとなりそうだ。
(北村ともこ)