コロナ感染拡大の中でも、家族のために“密”な通勤電車を利用している人たちがこれを聞いたら、絶対にいい気分はしないはず。
緊急事態宣言発令中に複数回飲み会に参加したことが発端となって、ジャニーズ事務所を退所するに至ったタレントの手越祐也が、WEBメディア「REAL SPORTS」のインタビューで、今後の日本サッカー界がさらに発展していくために何が必要かについて持論を展開。でも、ここで披露したコメントの端々に「一般人を見下している」ことが感じられると批判を招いている。
「手越さんはワールドカップやサッカー代表戦の中継などでもゲストに呼ばれるほどサッカー知識の豊富さで有名。元アイドルらしく、日本サッカー界にエンターテインメント意識が低いと感じたと語り、クラブ側がもっと柔軟にメディア対応するなど、メディアを上手く活用していく必要性を説いていました。また、三浦知良選手や武田修宏氏ら、Jリーグ創設時のように誰もが憧れるスター選手が今はいないと指摘。そのうえで、手越さんは『(選手たちに)オーラがない。みんな真面目。サラリーマンみたい。芸能人もスポーツ選手も、人前に立つ人間なわけじゃないですか。小さい子が憧れる存在でいてほしいな』と語ったのです。これにカチンときた人が多かったようですね」(スポーツライター)
オーラがない、こぢんまりした例として真面目なサラリーマンが引き合いに出されたことに、SNS上ではすぐに「サラリーマンを勝手にディスらないでほしい」「表舞台に立つヤツが偉いという考え方だね」「一生懸命に働く父親に憧れる子もたくさんいると思うよ」「さすがお花見芸能人」とブーイングの嵐。さらに、
「手越さんはサッカー選手のセカンドキャリア支援活動に取り組みたいという思いを持っているようです。そこで、本田圭佑選手のようにサイドビジネスを展開しているアスリートが日本にほとんどいないことを嘆きつつ『一般の人たちがぐうたらな生活を送ってる間も、何十年も食事もトレーニングもサッカーに対してストイックにやってきた人たちのセカンドキャリアは、美しく明るいものがないと不平等だなと思っちゃう』と語っているのです」(前出・スポーツライター)
一般人をひとまとめに「ぐうたら」と表現。対してサッカー選手はストイックと言い、だからこそセカンドキャリアも明るくあるべきという持論。すると、「一般人よりサッカー選手のほうが上みたいな言い方は明らかにオカシイと思う」「だから本田選手はブラジルでパーティーやってもいいってことなのか?」「緊急事態宣言でもルールを守らなかった手越がよく言うよ」と総攻撃状態。
もちろん、インタビュー全体の中身には賛同する意見が多くあり、上に挙げた言葉遣いにも「手越くんは悪気があって言ってるわけじゃないから」「インタビューを盛り上げようと頑張った結果」と擁護もされていたけれど…、悪気がなくてこんな表現になるのであれば、やっぱり潜在的に有名人以外は見下しているのかも?
(飯野さつき)