緊急事態宣言で外出自粛が続く今、自宅での“お酒タイム”が大事な時間という人も多いのでは? でも、二日酔いや太るのは避けたいことですよね。そうならないために、そして楽しくお酒を飲むために、“賢いおつまみの選び方”を紹介していきましょう。
■二日酔い予防には水分の多いおつまみを
教えて!「かくれ脱水」委員会委員のつる(あめかんむりに鶴)知光医師によると、二日酔いを避けるためには、その原因とされる有害物質「アセトアルデヒド」をいかに分解するかがポイントなんだとか。でも、身体が水分不足、脱水状態だとこれを分解できず、二日酔いの症状が重くなったり、長引いたりするそうですよ。
お酒を飲む前にコップ1杯の水を飲んだり、飲んでいる最中は水や軽い飲み物などの「チェイサー」をとったりする他、おつまみはきゅうり、トマト、ナスなど、水分の多い野菜やフルーツを多めに選ぶとよいとか。また、焼肉よりしゃぶしゃぶ、焼きそばよりうどんなど、なるべく水分を取れるものを選ぶといいそうです。
飲酒による脱水を起こし始めているシメのタイミングでは、市販の「オーエスワン」に代表される経口補水液がオススメ。これらは、熱中症のときに飲むといいといわれ、脱水状態を改善するために効果的な飲み物。飲むと寝ている間に効率的に代謝が進み、翌日は爽快になる可能性も期待できるそうです。翌朝起きたときに取り入れるのもいいかもしれませんね。
■おつまみ太り防止のために野菜・きのこ・海藻を使ったものを
おつまみで太るのも避けたいところ。管理栄養士である安中千絵さんの著書「やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい」(PHP研究所刊)では、食物繊維の多い野菜ときのこ、海藻を使ったおつまみを最初に食べるのを勧めています。
例えば、オクラ・なめこ・めかぶ・たたき梅などを、のりと大根おろしの上にのせて巻く「ネバネバ手巻き」や、塩ゆでしたもやしとごま油、ザーサイ、いりごま、こしょうを和えた「もやしのザーサイ和え」などがいいようです。手軽な上に、美味しそうなおつまみ。これで、太るのが防止できるのならありがたいですね。
お酒タイムは、心の栄養にもなる大事な時間。おつまみを賢く選べば、より楽しい時間を過ごせそう。ぜひ参考にしてくださいね。