現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK)で、近衛前久役として出演する俳優の本郷奏多が「美しい」と評判を呼んでいる。
本郷が演じる近衛前久は、公家でありながらも類いまれな行動力で、自ら政治に介入する変わり種の若き関白。公家勢力の中で、対立する二条晴良たちにより朝廷から追われ失脚するも、1月31日の放送回で10年ぶりに帰京。ドラマでは公家らしく黒い烏帽子を被り、純白の装束に身を包んだ姿で登場。その雅な出立ちに視聴者から「公家スタイルが似合いすぎて、完璧にやられました」「麗しの前久様」などの声があがっている。
雅な出立ちに黄色い声援が向けられたのは、今回が初めてではない。昨年8月に放送された同ドラマの第22回「京よりの使者」では、若き関白・近衛前久演じる本郷が登場すると、その気品あふれる姿に「イケメンな関白」「ぴったりのハマり役」などのコメントがネットで噴出したのだ。
「そんな本郷に対して、ぜひ演じてほしいキャラクターがあるんです。日本最大級のドラマ口コミサイト『TVログ』が発信するWEBマガジン『TVマガ』が『100人に聞いた!鬼滅の刃が実写化されたら演じてほしい俳優&女優は?【完全版】』というアンケートを実施。その集計結果が1月20日に発表され、そこで鬼滅隊の蛇柱である伊黒小芭内役で、本郷が1位に選出されました。伊黒小芭内はボーダー柄の羽織がトレードマーク。左目が青緑、右目が黄というオッドアイでいつも口元を包帯で隠し、首には白ヘビを巻いている不気味なキャラクターです。爬虫類系で蛇が似合うことから1位に選出されたようです」(芸能ライター)
雅な若き公家役から人気アニメの異色キャラまで。そのどちらもハマり役というのだから、本郷の振り幅には驚かされる。
(窪田史朗)