ツイッターで吉本社員とのLINEのやり取りを公開し、吉本や社員を糾弾した結果、わずか3日後に電撃的に“円満退社”となったお笑いコンビ・キングコングの西野亮廣。ニュースサイト「東スポWeb」では2月3日、今回の西野の退社が今後、他の所属芸人にも影響を及ぼすのではないかという記事を掲載した。
記事によると、もともと吉本は「うちのやり方がイヤなら辞めればいい」というスタンスで、西野の一件でその姿勢がより鮮明になったという。そのため、西野のように吉本に批判的なスタンスを持つ芸人は今後やりづらくなると予測。特に影響が出そうな芸人が、吉本とエージェント契約を結んでいる極楽とんぼ・加藤浩次、友近、たむらけんじの3人だという。
加藤は2019年のいわゆる闇営業問題から派生したパワハラ・恫喝問題の際に吉本上層部に最も批判的なコメントをしており、「いまの社長、会長の体制が続くのだったら、僕は吉本興業を辞めます!」とまで言い切った。友近はマネジャーへのパワハラ疑惑が報じられたことがあり、たむけんも会社への不満をSNSを通じてぶちまけてきた過去がある。
「加藤は騒動の後、自身が提案したエージェント契約で吉本に残留しましたが、世論が味方になっていなければ、契約解除となっていた可能性もあります。友近もエージェント契約に切り替わったのは、パワハラ騒動が原因と言われています。たむけんはネットを味方につけようとしたのかエージェント契約の交渉中に無断でSNSに『もう1時間近く待たされております』『マジか。。。交渉でもなんでもないやん。。。マジか。。。何にも変わってへん。。。のか???』といった不満をぶちまけ、対立する可能性を匂わせていました。結局、契約は締結されましたが、3人とも何か問題を起こしたら即“契約解除”となる可能性はあります」(芸能記者)
だが、ネットでは《吉本がいいとも言えないけど。西野も加藤もイヤなら辞めればいいっていうのが会社の幹部の正直な本音だろうな》《加藤は山本の件もあるから、これ以上は噛み付かないだろう。後の2人も長いものに巻かれるタイプに見えるので退社はしないと思う》など3人が今後吉本と対立することはないだろうという予想が多かった。
3人のエージェント契約が吉本からのイエローカードでなければよいのだが……。
(柏原廉)