お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が2月12日放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)に出演し、「バイキングMORE」(フジテレビ系)での自身の“ピラニア発言”について釈明した。
小木は10日放送の「バイキング」の中で、東京五輪大会組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言騒動について、「男女平等とか言ってますけど、女性の方が今はもう上だから、怖いんですよね。女性のことをちょっと言ったら…女性ってピラニアじゃないですか。女性の池にちょっとでも足が入ったら、あっという間に骨しか残らない」とコメントし、物議を醸していた。
多くの反響があった小木の“女性はピラニア”発言だが、「メガネびいき」の中で小木は「すごかったよ、ネット上のピラニアがブワーッと来て。本当に骨だけになるくらいの」と失言の余波を再びピラニアに例えて表現。続けて「こっちは侮辱してるわけじゃないのよ。ただ、『ピラニアだ』って言っただけなのに。逆差別じゃん、これ。男が弱い立場になっちゃってさ。男は女に『ダメな男だ』とか散々言われても絶対に言い返せない」と男性と女性の力関係に違和感を覚えているようで、「(男性は女性に)絶対に勝てないから、尊敬の念で言ってるだけで。俺をいじめないで。男たちを」とも嘆いている。
「森氏の発言により、世間が男女間の性差に関してかなりナーバスな状況となっている中、小木は“女性はピラニア”発言でさらなる燃料を投下した格好に。もちろん、女性の視聴者がこれを快く思わないのは当然で、放送中からSNSやネットでは小木に対する嫌悪感が湧き上がっていました。また、小木は失言への罪悪感からか、ラジオ番組の中で『でも、俺が一番好きな魚はピラニアなんだよ。皆それを知らないんだから』と謎のフォローも展開し、一連の“小木節”全開な発言については『なんのフォローにもなってなくて笑った』『途中まで慎重に話してたのに結局言っちゃうとこ面白い』『小木さん、自らピラニアに食われにいったね 笑』『あまりにストレートすぎて笑った』などのリアクションも。その表現方法や、発言のタイミングは最悪でしたが、意外にもネットでは『言ってることも分かる。関わるのが怖くなるよね』『これはみんな薄々気付いてることだと思う』と理解を寄せる同性からの反応もありました」(エンタメ誌ライター)
とはいえ、小木の発言が軽率な言葉のチョイスであったことは否めない。男女に関する話題においては細心の注意を払いつつ、世間からの余計な怒りを買わぬよう配慮した方が賢明だといえそうだ。
(木村慎吾)