松山ケンイチの「嫁」発言は関西芸人文化だって?茂木健一郎氏の私見に賛否!

 有名俳優が発したひと言が思わぬ形でトレンド入りしたことで、普段はあまりモノを言わないパパたちが声を上げているようだ。

 事の発端は、2月16日放送の「火曜サプライズ」(日本テレビ系)で、俳優の松山ケンイチが何げなく発した「髪が伸びた時には自分で切ったり、嫁に切ってもらっている」というひと言。この「嫁」という言葉に対して、視聴者から「間違った呼称です」などと批判が起こったというもの。

「自分の配偶者を嫁と呼ぶのは誤りであるという意見がSNSで広がり議論になったようです。女性蔑視が問題視されている折から、『妻と呼ぶのが常識』『嫁という言い方は男性が上に立ってる感じがしてイヤ』という意見がありました。ただ、多くは『何が悪いの?』『言葉狩りではないか』という声で、さらに、この話題に脳科学者の茂木健一郎さんら著名人が乗っかって、余計に延焼しているようです」(女性誌ライター)

 22日に茂木氏は「『嫁』という言葉、東京近辺ではあまり使わなかったけれど、おそらく一部の関西の芸人さんの影響などで最近東京の若者とかも使っている。ぼくは別に言葉狩りをしようとは思わないけど、正直、苦手で嫌いな表現です。関西芸人文化がストリート的に認識されていることが遠因か。文化の多様性から疑問です」とツイッターで発信。これがニュース記事になったことで、もうひと悶着といった感じなのだとか。

「自分の妻を『嫁』と呼ぶ人は関西に限らず一定数いるようです。既婚男性に聞くと『知り合いの前で妻と呼ぶのは逆に照れくさい』という意見が意外と多いんですね。なので『北関東ですが“嫁”と言います』『芸人は関係ないですよ』『昔から嫁って使ってますよ』と、茂木さんの意見に疑問を投げかける声が少なくありません。また、ネット上には『“嫁”がダメなら女性コメンテーターとかに“旦那”とも言ってほしくない』といった意見もあがりました」(前出・女性誌ライター)

 日本では配偶者に対して「主人」「夫」「旦那」、「家内」「妻」「嫁」「カミさん」など、夫婦の呼び方がいくつもある。そこに目くじらを立てるのは、逆に表現の多様性を否定するようで、閉塞感ををかんじなくもない。結局、松山ケンイチと小雪夫婦の仲の良さが出ている、ということでいいと思うのですが…。

(飯野さつき)

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