俳優の中村倫也が4月5日スタートのドラマ「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)のリモート取材会に参加。主演を務める本作への思いについて語った。
原作はコナリミサトによる同名の漫画。主人公・青山一のビジュアル、しぐさ、たたずまいが中村にそっくりとドラマ化が発表される前から話題となっており、中村は文字通り“はまり役”。演じることへのプレッシャーについては「ぶっちゃけ、何も考えてないです」と答え、笑いを誘った。
テレ東の連続ドラマ出演は今回で4度目。ドラマの雰囲気について問われると「違うところはやっぱり予算のケタじゃないですか」と毒舌気味のジョークで笑わせた。その上で「今回の原作もそうなんですけど、いろんな描写が必要で、その振り幅だったりとか驚きだったりっていうのが(ドラマの)1つの魅力だと思うんですよ」と語りつつ、「そういう意味ではテレ東さんはある程度、攻めるというか、好きにやらせてくれる感じがある」とフォローも忘れていなかった。
今作について中村は「優しくホッとできる憩いの公園のようなシーンと、ヒリッと肌を刺激する息を呑むようなシーンの織りなす、鎖帷子(くさりかたびら)のような物語」と表現。「時にズシっと重いかもしれませんが、きっと毎週見終わった後に、何かから守る力を得られると思います」とアピールした。
ネットでは《予算のケタ!大笑いです。これがネタになるところが、さすがテレ東》《お金を掛けなくても企画が良く役者さんがハマれば良いものができる事をテレ東は証明してますね》《テレ東はドラマに限らずどの番組も予算よりも知恵や工夫で面白くしている番組が多い》など中村のジョークに好意的な声が多数。
「今作のチーフプロデューサー・阿部真士氏もかつてインタビューで認めていましたが、テレビ東京はドラマについては後発の局なので、人手も予算も少ないのは事実。だから他局と同じ攻め方はせずにどうやって知恵を絞るのかに注力しているようです。テレ東ドラマに斬新な企画が多いのもそういった社風に影響されているため」(芸能記者)
攻めた企画で話題になることも多いテレビ東京のドラマだが、今作ではどんな面白さを提供してくれるのだろうか。
(柏原廉)