ベッキーとの不貞行為で注目される「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音に、違う角度からの非難が集まりつつあるようだ。3月に始まったツアーが5月8日の長崎公演でフィナーレを迎えたなか、「九州にいるなら被災地に行け!」との声が高まっているのである。音楽ライターが説明する。
「この批判には伏線があります。人気バンドのSEKAI NO OWARIが、5月1日と2日に被災地での復旧活動に参加していたのです。彼らは5月3~5日の福岡公演でファンに向け、被災地支援について語りかけていました。セカオワのボーカル・Fukaseと川谷の親交が深いことは広く知られていますから、川谷がFukaseの活動を見習わなかったことに多くの人が不満を抱いているわけです」
ゲス極のツアーでは5月5日の鹿児島公演と8日の長崎公演の間に2日間の余裕があり、熊本を素通りしたことを疑問に思うのは当然だ。東京にトンボ返りしていた可能性もあるが、セカオワの活動を見聞きすれば、被災地訪問を考えるのが人情というもの。それとも不貞行為騒動で頭がいっぱいのゲス極ご一行には、被災地に行こうと考える余裕もなかったのだろうか。
川谷の不貞についてFukaseは1月8日、「俺は彼らの作る音楽を支持する」とツイートし、炎上を招いていた。そんなFukaseも今回ばかりは、被災地に行かない川谷を支持するわけにはいかないかもしれない。
(白根麻子)