我が子との会話中、あなたはどんなことを意識していますか?
何気なく発した言葉が子どもの心を傷つけ、成長に悪影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。そこで、子どもと会話するときのヒントを紹介していきましょう。
■「だめ」を「できる」に言い変える
心理学者である多湖輝さんの著書「しつけの知恵 ほめ方編 よい子を育てる上手なほめ方のヒント75」(PHP研究所刊)によれば、「あなたはダメね」とか「お前はバカだな」と言う親がいますが、実はこれ、子どもを本当にダメな人間にしてしまうのだとか。テストで悪い点をとってきたとしても、「本当にダメな子ね」ではなく、「こうすればできるんじゃない?」と、“できる”と言い換えることがポイントなんだそうですよ。
■「早くしなさい」はNG
NHKエデュケーショナル『すくコム』公式サイトの講師である東京家政大学ナースリールーム主任保育士の井桁容子さんによると、子どもに片付けをさせるときには「早くしなさい」と言ってしまいがちですが、これはNGなんだとか。
そんなときには、「片付けが出来たら、次は美味しいご飯を食べようね」「お片付けが終ったら公園に行こうね。どんなお花が咲いているだろうね」など、先の行動を見せること。子どもが次の行動を具体的にイメージしやすくなり、行動を起こしやすくなるそうです。
子どもがなかなかいい方向に成長してくれないという場合には、これらの対話法を取り入れてみてはいかがでしょうか。