昨年10月、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された俳優の伊藤健太郎。3月25日に不起訴処分が発表されたが、芸能活動復帰への道は遠いようだ。
「不起訴となったことで、伊藤さんには前科がつきませんし“ひき逃げ犯”と呼ばれることも法的にはありません。しかし、世間の反応は厳しいまま。事故後、一旦は現場から去ってしまったことや現場に戻ることを諭した目撃者の前でふて腐れた態度をしていたことが報道されたのが今も影響しているのでしょう」(芸能ライター)
そんな中、3月26日発売の「FRIDAY」が伊藤の近影を掲載している。写真を撮られたのは3月上旬。所属事務所が入る都内のビルから出てきた伊藤は、チェックのシャツの上に黒っぽいジャケットを着て、太めのシルエットのボトムスにスニーカーというラフな出で立ち。顔半分をマスクで覆っているが、独特の大きな目は小さな写真でも伊藤とわかるもの。
「FRIDAY」の直撃を受けた伊藤は終始真摯な面持ちで反省と被害者への謝罪を口にしていたようだが、現在は千葉県の知人宅でひとり暮らしをしながらファンからの手紙に返事を書き、自身の出演作を見直して演技の勉強をする毎日を送り、交際が報じられている女優の山本舞香ともほとんど会っていないようだと記事は伝えている。
「山本さんは事件後、伊藤さんとの別れを勧める家族に対しても『別れない!』とキッパリと言ったそうで、交際は続いているものと思われます。一時は山本さんにも仕事の影響が及ぶのではと心配されていましたが、4月スタートのドラマ『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系)に出演することも発表されています。今後も伊藤さんを精神的にサポートするのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
伊藤を巡る女性としては、女優の黒木瞳も外せない。黒木は昨年、監督を務めた映画「十二単衣を着た悪魔」に伊藤を主演させているが、黒木が伊藤を我が子のように可愛がっていることも報じられていた。伊藤が逮捕された際には「ひとりで留置場にいるなんてかわいそう」「時間があれば会いに行きたい」などと、まるで本当の母親のような発言をしていたという。
「伊藤はドラマやCMなどすべての仕事を降板しており、損害賠償額は7億円を超えると報じられています。賠償金は所属事務所が立て替えたのでしょうが、今後は仕事をしながら事務所が肩代わりしてくれた賠償金を支払うことになるのでしょう。とはいえ、伊藤が現状CMやテレビドラマに出演するのは不可能で、仕事の場は映画や舞台になるはず。仕事に困る伊藤さんに黒木さんが救いの手を差し伸べることは十分あり得るでしょうね」(女性誌記者)
恋人・山本と“芸能界の母親”黒木のサポートを受けながら、伊藤は前途多難な復帰への道を歩む。
(石見剣)