3月31日をもってジャニーズ事務所を退所するTOKIOの長瀬智也主演ドラマ「俺の家の話」(TBS系)の最終回が3月26日に放送され、平均視聴率は10.2%。全話の平均視聴率は9.2%だった。
物語は、能楽の人間国宝・観山寿三郎(西田敏行)を父に持つ元プロレスラーの寿一(長瀬)に降ってわいた、お家騒動、相続問題、父の介護問題などをめぐるホームドラマ。最終回では、観山家に起こる数々の問題を解決しながらも、亡くなってしまう寿一。この展開に視聴者からは「素晴らしい出来」「緻密な脚本と好演で視聴者に伝わった家族愛」「すごい、凄すぎる」など大きな感動をもって幕を閉じた。それと同時に、これが俳優・長瀬最後の作品になるかもしれないということで「いつか、俳優・長瀬智也をどこかで見たい」など“裏方宣言”をした長瀬を惜しむ声が上がった。
「脚本は、これまで長瀬と組んで『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』(いずれもTBS系)などのヒット作を生んできた宮藤官九郎でした。これらの作品を想起させる演出が、今作にはふんだんに盛り込まれており、俳優・長瀬の集大成ともいえるドラマとなりました」(ドラマウオッチャー)
視聴率としては伸び悩んだが、いつまでも視聴者の心に残る作品となったことは、間違いないだろう。