日本食の定番の一つといえば納豆ですよね。毎日食べているという人もいるでしょう。そんな納豆を食べながら、ふと「何で?」と思うことってありませんか? そんな素朴な疑問、この機会に解消しておきましょう。
■納豆の賞味期限が切れるとどうなるの?
タカノフーズの公式サイトによると、賞味期限が切れると外観が茶色っぽくドロッと溶けたような状態になり、ツンとする臭いや焦げたような臭いが発生するのだとか。また、食べるとシャリシャリとした砂を噛んだような食感があり、苦味も感じるようです。
いずれも健康に害になるとは考えにくいが、本来の風味は失われてしまうとのこと。納豆はもともと発酵食品なので長く保存はできるものの、このような変化が起きるのですね。
■表面の白いものは何?
納豆を開封したときに、白いものがかぶっていることってありませんか? これは何なのでしょうか。タカノフーズのサイトでは、「被り(かぶり)」や「チロシン」についての回答があります。被りとは、新鮮な納豆の表面に見える白くモコモコしたようなもの。これは粘りの上にのった納豆菌の菌層で、異常ではないとのこと。
また、納豆は日が経つと、表面にチロシンという白く粒々したアミノ酸の結晶が表れてくる場合があるそうですが、体に害があるものではないとか。賞味期限以内であれば、いずれも問題はないようです。
■納豆の容器はなぜ凸凹している?
あづま食品の公式サイトでは、この問いに対して、「空気の通り道です。納豆菌が活動するためには酸素が必要です。空気の道を作ってあげ、均一な発酵が進むように容器に凹凸をつけています」という回答があります。何気なく利用している納豆の容器。そこに、ちゃんとした意味があったとは驚きです。