忙しい“ワ─ママ”にとって、疲れた体に鞭打って栄養満点の料理を作り、笑顔で食卓を囲む……のは至難の業。子どもたちが我慢しきれずにグズってしまったり、ママのストレスが溜まったりして夕食を楽しめないいのではもったいないですよね。そんな場合は、次のような工夫を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
■栄養バランスは“週単位”でざっくり管理
毎日栄養満点の料理をきっちり作ることができればよいですが、ここを基準にするとストレスが溜まりやすいもの。ときには子どもとの時間をじっくり取って食事はレトルト食品で済ませる日があったり、ママがゆっくりと体を休めるために買ったお惣菜を出す日があったりしてもOK、という心づもりでいるとグッと気持ちが楽になります。
自炊する日の夕食のメニューを決める際は、ここ2~3日の食事メニューを振り返って食べてない食材を取り入れるようにし、野菜やたんぱく源(肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など)の摂取量を整えるようにすると、バランスを取りやすくなります。
■子どもを待たせず、できたものから順に食卓へ
夕食作りの難しいポイントはママの負担だけでなく、待っている子どもたちが我慢できずに騒ぎ出してしまうことではないでしょうか。栄養面を考慮しながらも、お腹を空かせている子どもたちのためにすぐ完成させなければと思うと、負担が大きくなりがちです。
そんな場合は、前菜としてサラダを食卓に並べ、子どもたちが食べている間にメインディッシュを完成させるというように、時差を作って調理時間を確保するとよいでしょう。夕食を食べる時間を短縮し、その後のタスクをスムーズにするのにも役立ちますよ。
■ミールキットを活用する
レシピと必要な食材がセットになって販売されている“ミールキット”を活用すると、食材を買い揃えて下ごしらえをし、調理をする手間を軽減させることが可能です。
料理を完成させるのに必要な食材だけでなく、調味料も揃っているものや、千切りやみじん切り、下ごしらえなどの時間のかかる作業は終えた状態で食材が届くサービスもあり、調理時間を大幅に短縮することができます。
ママの心の余裕なしに、家族で囲む食卓を幸せにすることは難しいもの。ぜひ負担の軽減にも注力して、家族の栄養管理を進めてくださいね。
(Nao Kiyota)