お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が4月11日放送のラジオ番組「日本生命presents 石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)に出演し、野球選手としてのあるべき姿を力説している。
4月4日に放送を開始し、石橋にとっては18年ぶりのラジオレギュラーとなった同番組。野球好きの石橋がその魅力を語り尽くすことをテーマに掲げており、先週の初回放送では「野球の道具を大切にしないヤツは野球が上手くならない」と言及。これを聞いたリスナーの小学生の息子が早速「グローブにオイルを塗り始めた」とのことで、すでに野球少年にポジティブな影響をもたらしているようだ。
「道具を大事にすると感謝の気持ちが生まれる」との持論を展開する石橋。この日も、アメリカの元メジャーリーガーであるカル・リプケン氏がプロデビュー後にグローブを替えていないエピソードを紹介し、「道具を大事にしている人は本当に上手くなるんです」と強調した。
一方、「敢えて名前は言わないですけど」と切り出し、「超有名な選手でバットを叩きつけたりだとか。ある選手は、ファウルを取り切れなかった時にボールを蹴った選手がいるんです。俺はその時に、この選手は一生涯応援しないぞと決めたんです。ボールを蹴るなんて」ともコメント。野球道具を粗末に扱うプロ選手に激怒した過去を振り返り、「モノを大事にしないヤツはダメ」「子供たちがボールを足で止めたりすることをやめたり、バットを叩きつけることをやめたりとか。悪い野球選手のそういうところは真似しちゃいけませんからね」と語っていた。
「およそ35年前には『オールナイトフジ』(フジテレビ系)出演中に1600万円のテレビカメラを破壊し、大問題となった石橋ですが、時が経ち、現在ではモノを大切に扱うことの重要さをアピール。その言葉の節々から野球への愛情や強い思いが窺えるとして、ネット上では石橋の熱弁に対し、『野球に熱い思い持ってるんだなぁ。これは正論だと思う』『野球愛ハンパない』『全くその通りだと思います』『本当にスポーツを愛してる。そしてアスリートをリスペクトしてる。素晴らしいと思います』といった反応が集まりました。なお、8日にはソフトバンク戦の5回、第3打席で空振り三振に終わった中田翔内野手が怒りのあまりバットを叩き付けてへし折る行為が物議を醸したことから、『中田翔のことだったのかなぁ』との指摘も出ています」(テレビ誌ライター)
登録者が159万人を超えたYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」でも並々ならぬ野球愛を披露してきた石橋だけに、プロ選手のマナーや細かな所作には秘めた思いがあるようだ。
(木村慎吾)