食費の節約として、「豚こま」をチョイスする人は多いでしょう。でも、馬鹿にしちゃいけません。豚こまは、ただ安いだけではなく、意外なメリットもあるんですよ。
料理家の市瀬悦子さんの著書「豚こま100レシピ」(ワン・パブリッシング刊)によると、豚こまは、安くて包丁いらずでそのまま使え、栄養満点なのが魅力なんだとか。
そもそも、「豚のこま切れ肉って何?」と言われたら、答えられる人は少ないかもしれません。これは、豚肉のバラやモモ、ロースや肩ロースなどの切れ端を集めたもの。いろんな部位の集合なんですね。切らずに使えるので使い勝手がよく、その上さまざまな部位が集まっているので、より肉の旨味が感じられるとか。もちろん、豚肉なのでタンパク質やビタミンB1が摂取でき、栄養もばっちりなんです。
そんな私たちの味方、豚こまですが、どんな美味しい食べ方があるのでしょうか。
前出の市瀬さんは、「豚こまトンカツ」を勧めています。「形を整えるだけで勝手にミルフィーユ状になり、やわらか~く仕上がる」のだとか。また、“ご飯が進む”メニューとして、玉ねぎと砂糖、醤油、みりんのたれで炒めたものは王道。これだけでご飯一杯、美味しく食べられるので、毎日のおかずやお弁当に重宝しますね。
いかがですか。「豚こま」は、メリットたくさんの万能選手。その上、使い勝手がよくかなり便利です。ぜひ、さまざまな豚こま料理にチャレンジしてみてくださいね。