5月21日放送の「きょうの料理」(NHK)で料理研究家として初出演した野間口徹。「顔は知っているけれど名前が出てこない俳優」と呼ばれることが少なくない、主役を輝かせることが非常に巧みなバイプレーヤーだ。
NHK朝ドラだけでも2010年上半期放送の「ゲゲゲの女房」、2011年上半期放送の「おひさま」、2012年上半期放送の「梅ちゃん先生」、2013年上半期放送の「あまちゃん」、2016年上半期放送の「とと姉ちゃん」、2020年前期放送の「エール」の6作品に出演。どんな世界観の作品にも違和感なくなじむ演技力は、特筆すべきだろう。
そんな野間口が「料理番組」に「料理研究家」として出演したわけは、居酒屋でのアルバイトで料理のイロハを学び、その腕前は妻から「キッチンに立たれるのが悔しい」と言われるほどだから。この日の番組冒頭でも、アシスタントを務める原大策アナから「本日の講師は野間口徹さんです。居酒屋さんでのアルバイト経験から、料理がかなりお上手と聞いて、ご出演をお願いしました」と出演経緯を説明され、それを受けた野間口は「(出演を)どうしようかと思っていましたが、妻が『出てみたら?』と」と背中を押してくれたからだと明かした。
「野間口はこの日『鶏の南蛮あえ』『あじのなめろう』『あじの骨せんべい』の3品を紹介。特に『鶏の南蛮あえ』は、野間口の3人の子ども達から人気ナンバーワンの料理だそうで、『きょうの料理』公式ホームページにはこのレシピが掲載されています。ネット上でも『「きょうの料理」を見てたらいきなり野間口さんが出てきて驚いた。すごく番組なじんでて2度驚いた』『野間口さんが料理上手で手が美しいことを知りました。鶏の南蛮あえ、作ってみようと思います』『野間口さん、料理研究家デビューおめでとうございます! 5月26日の再放送も必ず見ます』など、反響が大きかったようです」(女性誌記者)
「あじのなめろう」を調理する際には「すいません、見えてません」といきなり言ったかと思うと、トレードマークのメガネを外してあじを三枚におろし始めた野間口。料理ドラマの人気が高い昨今、野間口主演の料理ドラマが誕生するかも?