5月22日に放送された松本潤主演のドラマ「99.9─刑事専門弁護士─」(TBS系)第6話の視聴率が、13.3%を記録し、前週から大幅に数字を下げたことが話題となっている。
「『99.9』は前回、視聴率18.9%を記録していましたが、今回は13.3%と大きく数字を下げました。裏番組で『バレーボール・女子日本代表戦』(フジテレビ系)が放送されていたことで、一部の視聴者がそちらに流れたのでしょう。しかし来週も同時間帯の裏ではバレーボールが放送されるため、『99.9』は引き続き視聴率での苦戦が予想されます」(テレビ誌記者)
今回、数字を下げたとはいえ、いまだ民放ドラマの中ではトップ視聴率を誇っている「99.9」。しかし視聴者の間では、ドラマの中のある内容に関して「ウンザリする」との声が殺到しているという。
「『99.9』ではプロレスやピタゴラスイッチなど、毎回、本筋とは関係ない内容で視聴者を笑わせようとする小ネタを連発しています。しかし劇中、その頻度があまりに高すぎるということで『さすがにウザくなってきた』『寒い小ネタを連発しすぎ』『もう少しバランスを考えて』と、ウンザリする視聴者の声が回を重ねるごとに増えてきているのです。そのため今後、純粋に弁護士モノのストーリーを楽しみたい視聴者にチャンネルを替えられ、視聴率低下に繋がる可能性があります」(前出・テレビ誌記者)
演出を務める木村ひさし氏は、「トリック」などで有名な堤幸彦作品にかつて助監督で参加していたため、「99.9」でもそのギャグ要素を受け継いでいるのかもしれない。しかし一部の視聴者からすると、あまりに高い小ネタの頻度に引いてしまう者もいたようだ。
(森嶋時生)