主演の黒木華をはじめ、実力派俳優のオダギリジョー、小日向文世、松重豊、滝藤賢一、安田顕、ムロツヨシに、人気俳優の坂口健太郎、荒川良々、永山絢斗ら豪華キャストが出演することで話題になっていた「重版出来!」(TBS系)。同時間帯放送の「僕のヤバイ妻」(フジテレビ系)に初回平均視聴率は1%近い差をつけてスタートしたが、3週連続で抜かれてしまった。
しかし、視聴者からの評判はすこぶるいい。ネットニュースのコメント欄も「出てる人みんな好きになってしまう」「本当に感動しちゃう」「華ちゃんみたいに周りに元気を振りまいてる女の子かわいい」「なんでこのドラマ毎回こんなに泣けるのー」など、好意的な意見が大半を占めているのだ。
それでも視聴率が伸び悩んでいるのはなぜなのだろうか? 放送前は、肝心の主役が地味という声もあったが、黒木が原因なのだろうか?
「脇の役者が高く評価されるのは、その物語の中心にいる主役がうまいからです。むしろ、これだけ演技達者な俳優陣に囲まれても見劣りしないのは、主役だからと出しゃばらない黒木の演技がいいからでしょう」(芸能ジャーナリスト)
31日放送の第8話には、人気フリーアナウンサーの赤江珠緒が、伝説の漫画家の亡き妻役として登場する。V字回復の起爆剤となるか注目だ。
(李井杏子)