「5:2ダイエット」というのを聞いたことがありますか? これはモデルのミランダ・カーや歌手のビヨンセ、女優のジェニファー・ロペスらも行っているダイエット法で、今、欧米で静かな話題になっているそうです。いったいどんな方法なのでしょうか?
「私がフォローしている海外のダイエット情報サイトによると、週に5日間は普通の食事をして、残り2日をファスティング(軽い断食日)にするというものです。医師免許を持つイギリスの医療ジャーナリスト、マイケル・モズレーという人が提唱したものです」
そう話すのは、ダイエットに詳しいフィットネスライター。
「例えば月曜日と木曜日など、ファスティングする日を決めます。連続させないことが大切です。その日は完全に断食してしまうのではなく、1日の摂取カロリーを女性なら500kcal、男性は600kcalにします」
この時に摂る食事は、低糖質でタンパク質が多いものがいい。大豆製品や全粒粉のパン、卵や鶏のささ身、赤身の肉や魚といった組み合わせがベストなのだとか。
「葉物野菜を増やすのもいいですし、小腹が空いた時はナッツ類を食べるようにするといいでしょう。ミネラルウォーターを十分に摂ると空腹感を紛らわせますし、代謝に必要なミネラル類が補給できるうえ、便秘もしにくくなります」(前出・フィットネスライター)
ところでその効果はどうなんでしょうか?
「提唱者のモズレー博士が自ら実践したところ、糖尿病になりそうだった数値が、すべて正常値に戻ったそうです。そして、体重が45日間で5kg減少したという実験データもあります。つまり、劇的に体重を落とすことはできませんが、体に負担が少ないので、ストレスなく継続できるという利点があるんです。鍵になるのは“普通の食事をする日”。あまり食べ過ぎていると、効果が薄くなるで気をつけてください」(前出・フィットネスライター)
週に2日間のゆるい断食をすると、普段の食事も気にするようになるもの。一週間の食生活に軽いリズムをつけて、長い期間の健康的なウエイトダウンに挑戦してみてはどうでしょうか。