女優の片瀬那奈が7月21日に放送されたバラエティ番組「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演。芸能界入りのきっかけを明かした。
高校1年生が人生の転機だったと占われた片瀬は、ちょうど事務所に入ったのが高校1年生の夏だったことを振り返り、もともとはヘアメイクの仕事をしたかったと説明。そのうえで「ヘアメイクになるには、(ヘアメイク)される側も経験しといたほうがいいなっていう自分の夢の通過点的な気持ちで最初入ったのがきっかけです」と、女優の仕事をするきっかけについて明かした。しかし、スカウトはたくさんされたものの、基本的には断るスタンスをとっていたとのこと。そのため、片瀬をスカウトすることに成功したスカウトはよっぽどの凄腕とも思えるが、片瀬によれば「丘サーファーみたいな人に声かけられて、金髪の。新宿のアルタ前だったんですよ」と、いかにも怪しい風貌のスカウトだったそう。
当然、片瀬もいつも通り断っていたそうだが、「『マックおごるから!』って言われて、余計怪しいと思ったけど、友達もいたから『マックも食べられるから行こうよ』ってなって。だから、物に釣られて‥‥。『マック食べられるからいっか』ってなって」と、スカウトの話を真剣に聞く決め手になったのは「マクドナルド」が食べられるからという女子高生らしいものだったとのことだ。
また、片瀬とともに占いを受けた同い年の女優である内山理名も「私もお茶ごちそうしてくれるから、友達と一緒に『お茶できるんだ』って」と、こちらはお茶ができることをメリットに感じて、スカウトの話を聞き、芸能界入りを果たしているようだ。
「片瀬とは少々事情は違いますが、17年に芸能界を引退した乃木坂46の元メンバーである橋本奈々未も食目当てで芸能界入りした1人。北海道出身の橋本はグループ加入前は奨学金で都内の美大に通っていましたが、アルバイトを掛け持ちしていたものの、基本的にはおにぎり1個しか食べられないほど苦しい生活を送っていました。どうにか東京で生活していく術はないかと模索している中で芸能界のロケ弁が頭に浮かび、『芸能人になればロケ弁をもらえる』という理由から、乃木坂のオーディションを受け、トップクラスの人気メンバーへと成長。そして、金銭的な悩みが解消されたことを理由に芸能界から姿を消しました。片瀬の場合は、食べるものに困るほど貧困だったということもなく、その場のノリもあったのでしょうが、ほかにも食べ物に釣られて芸能界入りを決めたという人は少なくないのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
マクドナルドで片瀬をスカウトできた事務所側は心の中で大きくガッツボーズしたことだろう。
(権田力也)