ミュージシャン・小山田圭吾氏が過去に受けた雑誌インタビューでいじめを行っていたと告白していたことが発覚。東京オリンピック開会式の音楽担当を辞任するという騒動が起きた。これを受けて、いじめ問題が今、大きな注目を集めている。
そんな中、歌手の氷川きよしが7月27日に自身のインスタグラム・ストーリーズを更新。そこには、いじめ問題に対する彼のメッセージが込められていた。
「ストーリーズでは、水辺の風景写真とともに『いじめられる人より いじめる人が100%絶対に悪い!』という文面が添えられ、次の場面ではステージ衣装を着たモノクロの氷川の写真に『悪たれがかっこいいと思うのは卒業しよう そのあふれ出るパワーで人をハッピーにする自分磨きのエネルギーにしていこう!』というコメント文がアップされました」(女性誌記者)
実は氷川自身もかつていじめに遭っていたという。
「2019年に受けた『週刊新潮』の取材で、過去にいじめられたことがあると告白。小さい頃は、ナヨッとして女の子っぽかったことから、よく『オンナ!』などといじめられて苦労したことを明かしています。また、2020年2月19日にアップされた『婦人公論.jp』のインタビューでは『日本では、人と違うことがいじめのきっかけになったりしますよね。私も小学生のとき、舌足らずで女の子みたいな喋り方だったので、同級生にからかわれて』と、小学生時代に受けたいじめについて語っています」(前出・女性誌記者)
辛い子供時代を過ごした氷川だからこそ、自身の体験も含めた思いを発信したのだろう。前出の「週刊新潮」のインタビューの後半では「今までの苦難も含めて全部をさらけ出し、歌にのせて表現することで、こんな私でもここまで頑張って生きてこられたんだ。そう伝えるのが歌手としての使命。人生の後半は、それを表現していく生き方をしたい」と熱く語っている。
いじめ問題が取り沙汰されている昨今。過去にいじめたことがある者たちも、過ぎ去ったことで済まさず、彼の言葉を重く受け止めてもらいたいものだ。
(窪田史朗)