第1話ではトラックとバスの衝突事故、第2話では鉄骨落下事故、第3話では人質立てこもり事件、第4話ではトンネル崩落事故、第5話では落語家の桂文珍を闇献金の受け取り事実を隠す政界のドンとしてドラマ出演させるなど、派手な設定や意外なキャスティングで興味を刺激するエンタメ作品の王道を走っている、日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)。その甲斐あってか、東京五輪開催期間にあって初回から第5話まで視聴率は2ケタをキープ。主役の喜多見幸太を演じる鈴木亮平に対しては「こんな医者がいてくれたらいいのに」という声が続出している。
鈴木は救命救急チーム「TOKYO MER」で一緒に働く厚生労働省の若手エリート医系技官・音羽尚を演じる賀来賢人からも「普通医療モノのドラマって、手術シーンの手元はプロの先生方がやることが多いんですよ。でも、今回はリアリティを求めているというのもあるし、亮平君ができすぎるから」「僕からしたら(本当に)手術ができるんじゃないかと思うくらい」などと絶賛されている。救急医療に長けた看護師の蔵前夏梅を演じる菜々緒もまた「鈴木さんがとんでもなくすごいんですよ。薬剤だったり、手術名だったり、難しい専門用語を緊迫した場面ですごく早口で言わなきゃいけないんです。なのにほとんどNG出さないんです」と鈴木を褒め称えているが、どうやら視聴者は鈴木演じる喜多見を、違った目線で見ているようだ。
「どうやら喜多見が患者に対して毎話必ず言う『もう大丈夫ですよ』のひとことに励まされている人がとても多いようです。ネット上では『救護された人に喜多見が言う「大丈夫ですよ」に癒される』『鈴木が言う「もう大丈夫」に励まされている自分がいる』『日曜の夜に喜多見の「大丈夫ですからね」を聞くと月曜から頑張れる気がする』といった声があふれています」(女性誌記者)
「TOKYO MER」は、このまま視聴率2ケタをキープしたまま走り続けられるか。