5月28日にテレビドラマ「世にも奇妙な物語’16春の特別編」(フジテレビ系)が放送された。同番組は今年で26周年を迎える。
「今回の『春の特別編』では、佐々木希、西島秀俊、窪田正孝、高橋一生らが主演を務めました。またエンドロールではフィクションのNGシーンを流して、それまでの物語に結びつけるといった新たな試みも行われ、視聴者の注目を浴びました」(テレビ誌記者)
今回、「クイズのおっさん」の高橋一生と松重豊のボーイズラブ的な展開や、「美人税」の佐々木希が挑戦したブサイクメイクなど様々な見所があり、ドラマの放送中はSNSを中心に大きな盛り上がりをみせた。
しかし、今回放送された4つのエピソードのうち、西島が主演したストーリーに関して、一部の視聴者から批判の声が殺到したという。
「西島が主演したエピソード『通いの軍隊』は、朝9時から夕方5時まで、まるで会社に通うかのように日本人が軍隊へ参加し、戦争するという物語でした。ところが終盤、唐突に主人公たちが空爆され死亡するという展開だったため、視聴者から『オバマ大統領が広島訪問した翌日にこれを放映するのは不謹慎すぎる!』『史上最低のオチ』『日本人が楽観的だから原爆を落とされたとでも言うの?』と批判が殺到したのです」(前出・テレビ誌記者)
毎回放送されるたびに、注目を集めるフジテレビの長寿ドラマ「世にも奇妙な物語」。しかし今回、「戦争を皮肉ってておもしろい」とドラマを称賛する声があがった一方、唐突なオチや、オバマ大統領が来日した翌日に、日本人が戦争するドラマを放映したということに関して、不快に思った視聴者もいたようだ。
(森嶋時生)