コロナ禍で外出や友人と会うことができず、ストレスも溜まっていると思われるこの頃。ストレスを解消するため、好きなものを食べたり買い物をしたり、または1日中寝たりする人も多いことでしょう。でも、ストレス解消を目的にいろんなことをした結果、なぜか疲労感が残ってしまうことってありませんか?
パナソニックが2021年7月1~2日にストレスの解消疲れについての調査を実施した結果、「ストレス解消疲れ」の経験がある人は55%にも上ったそうです。具体的には、「全体的な疲労感(身体的)」(67%)や「全体的な疲労感(精神的)」(64%)、「体のだるさ・重さ」(62%)、「体のコリ(肩コリなど)」(46%)が多かったようです。
確かに、このストレス解消疲れ、思い当たる節はありますよね。一体、どうして起きてしまうのでしょうか?
パーソナルトレーナーの佐々木純さんによると、ストレス解消行為の中でも、趣味や買い物などの「好きなことに没頭型」、大声で歌ったり友人とのおしゃべりを楽しんだりなどの「感情アウトプット型」、お出かけや運動などの「体を動かす型」の3タイプのうち、ストレス解消疲れが起こりやすいのは、主に体を動かす型なんだとか。
それは、過度な負担を体にかけてしまうことが原因だそう。運動が一定のラインを越えて負荷になってしまうと、筋肉痛などの症状として現れたり疲労として蓄積したりすることがあるというのです。
そこで、佐々木さんが肉体的なストレス解消疲れの予防策として勧めているのが、日頃からのストレッチやマッサージなどです。体のケアに意識を向けることと、筋肉を柔軟に保つことが大切なんだそう。もしストレス解消疲れに陥ってしまった場合には、まずは体の回復を早めるために、十分な休息をとることが重要なようです。
また、体をリラックスさせることも大切で、手軽にできるのは凝り固まった筋肉をほぐすこと。肩まわりや体の気になるパーツをストレッチやマッサージでほぐし、充分に体を休めることは、ストレス解消疲れを本質的に防ぐことにつながるそうですよ。
ついつい運動不足で体が硬くなりがちな今こそ、おうちでストレッチやマッサージを充分に行うことで、ストレス解消後の疲労感やだるさも減るようです。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。